01

工作機械とは

MACHINE TOOLS

世界は、
工作機械で周っている。

皆さんが手にするペットボトルから宇宙ロケットまで。地球上に存在する製品はすべて、資源から原材料が抽出され、加工された後、商品として製造されます。そのなかで、あらゆる製造業の原点となっているのが、機械を生み出すための機械である「工作機械」です。私たちが暮らす、豊かな社会。その日々は、工作機械によって支えられています。

02

工作機械の歴史

THE HISTORY OF MACHINE TOOLS

人類の歴史は、
工作機械とともにある。

はじまり

古代エジプト時代から。

「人が手を使って工作物や工具を動かし、モノを加工する」。そのような工作機械のルーツは、紀元前に遡ります。記録に残っているものは、紀元前300年頃になり、古代エジプトの壁画にも加工の様子が描画されています。まさに、工作機械の歴史は、人類の技術の進化と切っても切り離せないものと言えます。

18世紀

人類初の産業革命。

工作機械が発明されたのは、1770年代イギリスでのこと。産業革命の推進力となった、蒸気機関や紡績機械を製造するのが目的でした。18世紀末以降、欧米各国で特色ある工作機械が次々と開発され、その技術があらゆる分野の工業化を支えることに。工作機械は人類初の産業革命の立役者となりました。

19世紀

“大量生産”を、生産。

19世紀後半から、第二次産業革命が起こり、電力エネルギーの利用技術が発展することで、飛躍的に産業の近代化が進みました。キーワードとなったのは「大量生産」。電力という新たな動力源を手に入れた工作機械は、さらに高い生産性を実現し、大量生産の原動力となりました。工作機械によって、工業製品が多くの人々の手に渡り、豊かな生活、豊かな社会が始まります。

20世紀

“世界の奇跡”の陰でも。

1945年に、第二次世界大戦が終戦。壊滅的な被害を受けたにも関わらず、その後の日本の躍進は“世界の奇跡”と呼ばれました。そして、世界一の技術大国と呼ばれた日本の製造業を支えたのは、優れた工作機械たち。工作機械によって生み出された製品が、日本の発展につながり、今日に続いています。

21世紀

新たな時代を切り拓く。

インターネットによって、人とモノがつながる現代。私たちはこれまで経験したことのない技術革新のなかで、新しい生き方を始めようとしています。まさに、誰も知ることができない未知の新産業革命時代の到来ですが、たとえ次の時代がどこに向かおうとしても、その原動力となるのは工作機械です。

03

工作機械の種類

THE VARIETY OF MACHINE TOOLS

次代の扉を拓く
DMG MORIの工作機械。

ターニングセンタ

ターニングセンタ

主に円筒状の材料を回転させて加工する工作機械。工作機械のなかでも数多く用いられている。代表的な機械の一つ。

マシニングセンタ

マシニングセンタ

ドリルやエンドミルといった様々な工具を回転させて加工する工作機械。それぞれの加工に必要な工具を自動で交換できる機能を備えている。

5軸/複合加工機

5軸複合加工機

直交3軸と旋回2軸とを同時に制御することで、更なる複雑形状の加工を可能にした工作機械。1台で様々な加工ができ、近年急速に普及が進む。

超音波/レーザー加工機

超音波レーザー加工機

超音波やレーザーを利用して加工を行う工作機械。欠けやすい材料の加工や、微細模様の加工を可能とする。近年では積層造形の技術により、更なる可能性が広がっている。

04

DMG MORI とは

ABOUT  “DMG MORI”

戦後の日本
はじまりは軍手を編む繊維機械。

DMG MORIの前身である「森精機製作所」は、1948年に奈良県で創立されました。立ち上げたのは森林平・茂・幸男の3兄弟。戦後の経済混乱の真っただ中にあった日本で、森精機製作所は、まず繊維機械の製造に注力しました。工作機械の製造に乗り出したのはその10年後、1958年のことです。

初の海外輸出に挑み
高い評価で現地市場を席巻。

国内で旋盤を発売し始めてから、わずか2年後には、アメリカ市場に製品を投入。剛性の高さと綿密なアフターサービスが高く評価され、瞬く間に製品は広がり、後の事業拡張の原動力となりました。

三重県伊賀市に、
技術を結集させた新工場を設立。

森精機製作所にも拡張の時代が訪れ、三重県伊賀市に最新鋭の工場を開設。577,000㎡と工作機械業界では世界最大級の広さを誇るこの場所では、後に、ボールねじや主軸などの主要部品の内製化もはじまりました。現在、製造、開発だけでなく、サービスや教育施設、管理部門など様々な部門が集結しており、DMG MORIの生産活動を牽引する総合生産拠点です。


東証一部上場
さらなる飛躍を。

加速度的に成長し続けたDMG MORIは、1976年NC旋盤の国内シェア1位に。その後、1983年には東証一部上場を果たしました。

目指すは「グローバル・ワン」
お客様に寄り添う設計とサービスを。

数年間での社員急増を機に多様な社員が一つにまとまる為の経営理念を策定。その一つが「グローバル・ワン」お客様にとって一番の工作機械メーカーになるべく24時間365日対応のサービスセンタを開設したのもこの年でした。

DMG社との協業開始。
世界シェアトップに。

欧州ナンバーワン企業であるギルデマイスター社と協業開始。その後、2013年には社名を統一。2016年には完全経営統合を果たし、DMG MORIは世界シェアトップになりました。

多様なバックグラウンドを持つ
プロフェッショナル集団へ。

現在、DMG MORIでは、様々な言語・国籍・性別・専門分野を持つ44カ国約12000名の社員が働いています。バックグラウンドは違っても、お客様に対して最高の品質のソリューションを提供するという目的は同じ。互いの良い点を尊重しながら、トータルソリューションプロバイダーを目指します。

05

数字で見るDMG森精機

NUMBERS OF DMGMORI

a
1グローバルワン
b
157拠点
c
153,217顧客数
d
38,000時間
e
5μm精度
f
42業界
a
1グローバルワン

DMG MORIの経営理念である、「グローバル・ワン」。直訳すれば「世界一」ですが、私達の目指すグローバル・ワンは売上高やシェアなどの数値目標ではありません。グローバル・ワンそれは「お客様にとって一番の工作機械メーカーであること。」DMG MORIは製造業に携わるすべての方に敬意を表し、互いに知識を共有し、互いの強みを結びつけ、包括的なソリューションを開発していきたいと願っています。DMG MORIは時代に先駆けるイノベーターとして、信頼されるパートナーとして、お客様にとって一番の工作機械メーカーを目指します。

b
157拠点

DMG MORIの世界では、太陽が沈むことはありません。世界中にある、14の生産拠点、157のセールスとサービスの拠点。それぞれの拠点の特長を十分に認識しながら、更に発展させることによりグループ全体のレベルを次の次元へと押し上げていきます。各拠点にはそれぞれの物語があります。緑に囲まれた産業都市ービーレフェルト(ドイツ)、エコロジーとエコノミーを統合ーデービス(アメリカ)、文学と忍術の町ー伊賀(日本)…。組織力は多様性から生まれます。グローバルプレイヤーとなったDMG MORIの多様性は各地の生産拠点を見れば明らかです。

c
153,217顧客数

DMG MORIがつながっているお客様の数は、15万社を超えます。この数は、市場全体の30万社における半数以上。中小企業から大企業まで、様々な分野におけるお客様に価値を提供することで、多様なフィードバックをいただき、品質のさらなる向上につなげています。さらに顧客数は年々伸びており、より多くのお客様にDMG MORIの価値を感じていただくこと。そして、社会全体の成長に寄与すること。それこそが、DMG MORIで働く社員のミッションです。

d
38,000時間

あらゆる製品を生み出す工作機械は、常に動き続けていなくてはなりません。工作機械が止まること。それは、お客様の売上を止めることに直結します。一台の工作機械。その稼働時間は、38,000時間に及ぶことも珍しくありません。これは自動車の平均稼働時間となる数値の約10倍。故障せずに、常に高精度の加工をし続ける舞台裏には、それ以上の技術的精度があります。技術力を磨き続け、お客様のビジネスにさらなる成長を。私たちの挑戦に、ゴールはありません。

e
5μm精度

工作機械の加工精度は、5マイクロメートル。1000分の5ミリメートルという、人の目で見ることさえも困難な世界です。そして、この精度を一度きりではなく、繰り返し何度も再現できることが工作機械には求められます。ちなみに5マイクロメートルは、シャボン玉の膜の厚さに相当します。人間の髪の毛が50~80マイクロメートルであるため、およそその10分の1程度。この極小の世界からあらゆるモノが生まれていき、とてつもなく大きな社会を支えていく。それこそが工作機械に課せられた使命です。

f
42業界

DMG MORIでつくられる高精度な製品は、40を超える業界で使われています。ドイツ・日本をはじめとした7ヶ国14拠点の工場で生産された機械はネットワークに接続され、航空機業界ではインコネル製タービンブレード、医療業界ではチタン製人工関節、自動車業界ではアルミニウム製シリンダブロックなど様々な部品を加工します。DMG MORIの工作機械で作られた製品は世界中の人々の日常生活を支え、人工衛星やロケットの部品となって地球を周り、遠い銀河へ飛び立ちます。

06

社会との関わり

social engagement

工作機械がつむぐ31の物語。

07

職種(分野)紹介

Job Introduction

あらゆる専攻・知識を
活かせる舞台が
広がっています。

01機械設計

機械設計社員

工作機械の動くメカニズムを設計する仕事です。新しいアイデアや機能を具体的に形にしていくうえで、機械の設計・改良が主な業務です。また、一社一社のお客様に合わせた顧客対応設計や機械要素技術・基礎技術の開発なども行います。

02電機設計

電機設計社員

緻密で、高精度を誇る工作機械。その電気回路を支えているのが電気設計者です。汎用的な標準設計だけではなく、お客様の要望に合わせてカスタマイズする顧客対応設計を担います。また、全機種で使われる共通部品の操作盤や自動化のための搬送装置における設計も業務に含まれ、仕事内容は多岐に渡ります。

03要素技術開発

要素技術開発社員

要素技術開発のミッションはDMG MORIの製品レベルを底上げさせること。主軸や自動工具交換装置など、全世界のDMG MORIの工作機械に搭載される、主要な構成要素を開発します。また、振動や熱といった現象を分析し、機械の性能を向上させる事も重要な任務です。一人ひとりが開発の“核”として新たな技術革新を起こしていきます。

04制御
ソフトウェア開発

制御ソフトウェア開発社員

機械設計者がつくる工作機械と、電気設計者がつくる電気回路を結びつけ、機械の能力を最大限に引き出すことが制御ソフト設計の役割。工作機械に組み込まれた無数の部品を、適切なタイミングで適切に動かすように制御することで、お客様に大きな価値を提供する機械に命を吹き込む仕事です。

05生産技術

生産技術社員

設計者が描いた図面を実際の形にするためのプロセスや手法を考えて、具体化していきます。自社工場内の生産性・製造品質の向上や機械加工・組立の工程設計・管理、設備機械の管理を通して、世界最高レベルの品質を誇るDMG MORIの生産工業を支えていく仕事です。

06製造

製造社員

製造部門では、工作機械に使用するベッド、コラム等の部品の加工から、組立、製品検査までを一貫して行い、品質向上と納期短縮を目指します。奈良、伊賀の国内拠点に加え、アメリカ、ドイツ、中国などにも生産拠点を設けているため、活躍の舞台もグローバルに広がっています。

07サービス
エンジニア

サービスエンジニア社員

サービスエンジニアの主な仕事は、製品の修理やメンテナンス。10年、20年と長い間使われる工作機械だからこそ、納入後のアフターサービスが大切になります。機械のトラブルが起こった際に一分一秒でも早く修復するために、必要に応じて出張修理やパーツ供給を行い、スピーディーに問題解決を図ります。

08アプリケーション
エンジニア

アプリケーションエンジニア社員

工程設計、加工機械、加工条件・治具・工具から周辺機器類・ソフトウェア、更にはそれらを含むセル・システムなどお客様のあらゆる技術課題に対し、最適な提案を行っていきます。お客様と直接対面するため、コミュニケーション能力を活かした女性社員が多く活躍している職種でもあります。

01営業

営業社員

営業部のミッションは、工作機械の販売です。非常にシンプルですが、情報収集からプロモーション、見積作成、商談、納入など、業務内容は多岐に渡ります。何よりも大切なのはお客様と信頼関係を築くこと。定期的にお客様先を訪問し、常に最新の情報を提供しながら、DMG MORIの売上向上に貢献します。

02購買

購買社員

工作機械を製造するために必要な資材を国内外の取引先に発注します。DMG MORIのあらゆる製品に携わることができるため、多くの協力企業様とつながることができる仕事です。取引先の生産能力や財務状況を考慮しながら、最適なパートナーとしての関係性を築いていきます。

03経理・財務

経理・財務社員

経理・財務の仕事は、資金の調達や予算管理、グループ全体の決算、業績管理など多岐にわたります。これらの業務を通して、DMG MORIの健全な事業運営を支え、さらなる成長を後押ししていきます。また、グローバルトップの企業だからこそ、扱う金額も大きく、その分やりがいの大きな仕事です。

04受付・秘書・
接遇・事務全般

受付・秘書・接遇・事務全般社員

受付・接遇では国内外から訪問されたお客様をお迎え、おもてなし致します。海外から訪問されるお客様には、ショールームや工場内をご案内するだけでなく、日本に到着されてからの移動手段や宿泊、お食事の手配なども行います。その他にも役員や部長をサポートする秘書業務や、サービスセンタでのお客様対応など、業務内容は様々です。

05人事

人事社員

企業経営に不可欠な「ヒト、モノ、カネ」の「人」に関わる業務を担います。“良い工作機械づくり”を支えているのは紛れもなく“良い人づくり”です。一人ひとりの社員のパフォーマンスを向上させる人材育成や、次世代を担う人材を確保する採用などを通して、DMG MORIの成長に貢献していきます。

06総務

製造社員

社内備品の管理や物品の購入から、会社行事の企画・運営、施設管理・営繕など、業務内容は多種多様です。社員が快適に働ける環境づくりを目指して、常に社員の声に耳を傾けながら、職場環境を整備・改善していきます。縁の下からDMG MORIを、そして社員一人ひとりを支える大切な業務です。

07法務

法務社員

海外売上が高いDMG MORI。そのため、法務の業務内容もグローバルです。主な業務は、工作機械やパーツ・部品の輸出管理や世界中に広がるお客様との契約管理です。法律知識はもちろんのこと、DMG MORIのビジネスや業界の特徴、トレンドを理解する必要があるため、常に学びのある環境です。

08広報

広報社員

DMG MORIの広報の仕事は、新製品発表会や展示会、記者会見やインタビューの企画・運営など。また、プレスリリースの執筆や配信、新聞・雑誌の取材調整、広告やCMのプランニング、広報誌の編集など、DMG MORIのファンを増やしていくブランディング業務を全面的に担っています。

09情報インフラ

情報インフラ社員

情報インフラの業務は、社内インフラの構築・管理から、営業や購買などの業務を円滑に行うためのシステム運用まで多岐にわたります。パソコンと向き合うばかりの仕事と思われがちですが、他部署の社員と積極的にコミュニケーションをとりながら、一人ひとりの社員に“効率”と“働きやすさ”を提供します。

10営業管理・生産管理

営業管理・生産管理社員

製品の生産から販売までのプロセスを管理するのが営業管理・生産管理の業務です。受注・売上・生産・在庫状況といった企業活動のキーとなる数字をタイムリーに把握し、事業計画達成のために必要な取組みを企画・調整・実施します。ドイツDMG MORIと連携して取り組む業務が多く、会社全体を俯瞰しながら、かつグローバルに働ける職場環境が広がっています。